こんにちは関西ドローンの伊藤です。10月に行われた、ドローン研究会〜フィールドサイエンスのための〜に参加した時に、水中ドローンを操縦させて頂きました。最近はPowerEggの発売で話題になっているPowerVision社のPowerRayを触った感想を綴ります。

これが水中ドローンか!意外と重い。

 

実際に触ってみました。PowerVision社のPowerRay。地上で持たせてもらった感想は、意外と重い!普段Phantomとかのドローンを触ってるからでしょうか。最大本体重量は3.8kgにもなるそうです。スペックなどの詳細は下記より。

PowerRay

こんなに重くて水中で浮くのでしょうかと思いましたが、ちゃんと浮力で調整してるみたいですね。見た目は格好いい!潜水艦みたいで、男の子心をくすぐります。

このPowerRayですが、ドローンと同じく送信機(プロポ)を使って動かせます。モード2?のような舵の配置で、基本的に有線で動かします。有線なので、ロストする心配はないのですが、可動範囲は限られます。

ちなみにこれ、魚群探知機とかつけられます。水中ドローンって、言い方がライトな感じですが、水中の無人探査機と考えればかなり需要は多いです。ダムの検査、海底検査、川底の調査、様々な分野で役立てられます。

僕の幼馴染も海底調査の会社に勤めているのですが、やはり人が潜るより無人でできることがあればコストの削減や安全性の確保などメリットが多いようです。

いざ水中へ!

さて、この水中ドローン、ドローン研究会の当日は廃校になった小学校をリノベーションして様々なイベントや活動に使われている場所がメイン会場でしたので、学校のプールでいざ実演です。

写真のセットを見てもらえばわかる通り、普段のドローンとあまり変わりありませんね。スマホつけて、プロポ持って操作します。

ドボン!と水中に入れると、浮いてました笑。空気が入る構造になっているのか、とりあえずは浮いています。ドローンでいうスロットルの舵(下降)を入れると、なんとびっくり、鯨の潮吹きのように機体から水を吹き出して沈んでいきました

なるほど、水を入れて浮力を調整するのですね。

気になる操作感は?

関西ドローンも、実際に操縦させて頂きました。なんだろう、この安心感…。普段のドローンは空を飛ばすので、常に墜落のリスクがつきまとっています。しかしこの水中ドローン、有線で繋がってるし、海底に落ちても引き上げられるし、人的被害のリスクが少ないし…。

とても安心して操縦できました。スマホ画面にはカメラからの映像が直に。めちゃくちゃ綺麗です!海底散歩をしているかの様子。初めてドローンを飛ばした時の感動が蘇りました。上昇下降はもちろんのこと、前後左右の移動もサクサク進みます。

プールで実演したので、潮の流れとかは影響がなかったのですが、実際の現場ではどこまで影響があるか気になるところですね。

日本では、SkylinkJapanさんが代理店として発売されています。他にも公式ホームページでも発売されてます。

SkylinkJapan-PowerRay ウィザード版

PowerVision-PowerRay