みなさんこんにちは、関西ドローンの伊藤です。年末間近となってきましたね。宿題を夏休みの最後まで放ったらかしにするタイプの僕は、年賀状がまだできておらず相変わらず焦っております。

今回は、ドローン撮影の相場について少しお話します。きっかけは、最近、周りでドローン業者がかなりご活躍のようで、ドローンの撮影や産業利用の場においてお仕事をこなしていっている情報を耳にしているからです。

ドローンの活用方法は撮影だけではないのですが、今回、ある映像製作会社のお客様から「ドローンの撮影って高い割にプランとかないですよねー」というお言葉をお聞きしたので、今回その相場について参考程度にお話します。

基本は”適宜見積り”な理由

ドローンの撮影、と言うよりももう少し大きく見ると「ドローンのフライト」という業務の方が適しているかもしれません。先ほど申し上げた通り、ドローンの活用方法は多岐に渡るからです。撮影に特化した業者もあれば、産業用のデータ取りと解析に特化している業者もいらっしゃいます。

そういった方々の多くが業界を通して、ドローンのフライトに関しては”適宜見積り”としています。基本価格の設定はあるものの、実際のフライト条件や地理的な条件は案件毎に大きく左右されるからです。

ここで大切なのは、そういった業者の中でも安請負する業者かどうかということです。例えば「3万円でなんでもやりますよ」という業者がいるとします。お客様的には安いから嬉々として発注します。だけど実際は飛行ができないエリアだったり、3万円ではリスクが高すぎる場合があります。

だからちゃんとした業者は、基本価格を設定して適宜見積りという形をとっています。これが適宜見積りの理由です。

プラン設定できない理由も同様

基本の価格設定方法は上記の通りになりますが、前述の通り、フライト条件が案件毎によって全く違う場合が多いので、同様にプラン設定も難しくなります。カット数から割り出したフライト数は?撮影の尺は?ロケハンが必要?撮影の拘束時間は?データはどういった処理をする?

技術職の多くがそうであるように、ドローンのフライトもここからここまでと明確に線引きするのは難しくなってきます。だからプランでガチガチに決めてしまうと、双方にメリットがありません。

とは言いつつも、映像業界やどの業界もクラウドでの仕事が増えたり、ドローン撮影においてもマッチングサイトができたりと、なるべく業者を探して見積りをとるという手間を自動化しようとする時代の流れがあります。

お客様としても、たった数分の映像のうちの1カットの為にいちいち見積りして、交渉して、条件を擦り合せるのは手間がかかってしまいます。

「ドローンのカットはほんの一瞬なのです」

映像業界、撮影業務においてドローンのカットは一瞬であるのはもうご存知の通り。映画やCMでも、使われているドローンのカットは例えば登場人物の移動のシーンや、場面の切り替わり部分だけです。

反面、全編ドローンカットや、ドローン撮影を前面に効果的に押し出した映像もあることは間違いありません。つまりドローンの映像を使いたいお客様はまさしく十人十色。難易度の高いカットから風景をただ撮るだけのカットまで、ピンからキリです。

「ドローンのカットはほんの一瞬で、最後に使うだけです」。こう仰るお客様もいました。動体を(車や自転車など動くもの)追うカットだったのですが、使うのは一瞬。予算も限られている。リスクのあるドローンといえども、これに数十万の見積りを出すわけにはいきません。

業界トップの方ですと、その腕は保証できるので高い見積りが出ても納得がいきます。ただそれを望むお客様もいれば、そうでないお客様が大半を占めていることも事実です。

関西ドローンでは、ここ何年か”適宜見積り”でなんとか撮影業務のお仕事を承り、その傾向を分析してきました。3万円代までしか予算がないお客様、10万円の予算がかけれるお客様、それ以上の大きな予算があるお客様。

そういった「お客様の声」を元にして、何とか空撮サービスのプランを設定しました。勿論業務の関係上毎回見積りは取るのですが、なるべくお客様から「このプランでいけます?」という問い合わせからお話がスタートできるように、試行錯誤して各プランの条件を決定しました。

関西ドローンの空撮サービス

 

 

 

 

 

是非ご参考にして頂ければと思います。