昨日の記事で下記のニュースを紹介しました。

今回は現状ドローンの民間資格を出している団体をまとめて比較したいと思います。

 

国土交通省は9日、小型無人飛行機(ドローン)の安全な活用を促すため、民間団体による操縦士資格の認定制度を設ける方針を固めた。人口密集地の上空などでの飛行を許可する際、操縦者の技術を客観的に評価できるようにする。

引用:http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120900579&g=eco

 

 

民間の資格発行団体まとめ(2016/12/14現在)

認定団体名
(スクール名)
受講料金 内容 申し込み先 開催頻度
DJI JAPAN
(DJI CAMP)
5~10

万円

座学

筆記

実技

http://events.dji.com/camp/place 頻繁
JUIDA【日本UAS産業振興協議会】

(JUIDA認定スクール)

10~40万円 座学

筆記

実技

https://uas-japan.org/school/ 頻繁
ドローン検定協会

(ドローン検定)

3千~1万8千円 筆記 https://drone-kentei.com/index.html 2ヶ月に一度

 

注目すべき点は、これらのどの団体が国からの民間資格認定団体に選ばれるかということです。

実技の無い「ドローン検定」は今後の動向次第となりますが、DJI CAMPとJUIDA認定スクールは実技試験も取り入れている為、実際の操縦技術が問われるので認定団体に選ばれる可能性が高いです。

 

ちなみに、これらの試験個人にとっては決して安くは無い受講料ですので、試験に落ちる事があるかと疑問に思う方もいるはずです。

実はこれらの認定試験は、認定団体が全国の資格発行権のある協力企業に合否を委ねている為、当日開催される試験管次第となります。

さらにDJI CAMPにおいては、スペシャリスト、プロ、マスターと言ったように認定ランクが分かれている為、試験難易度も異なります。

ジェダイになっても、ジェダイマスターになれるかどうかは腕次第という事です。

 

結局どこが一番良いのか?

下記の優先順位で決めるのが一番良いと思われます。

 

①近場で開催している民間資格団体

②自分が今後ドローンを使って何をしたいか

③値段

 

②の項目が意外と重要です。

自分がドローンの技術や知識をどこまで深めたいのか。そしてそれを使ってどうしていきたいのか。

例えばDJI JAPANとスカイリンクジャパンが合同で行っているDJI CAMPではドローン操縦のプロとしてテレビにも出演している請川博一氏の直々の教えを受けることができます。

そこのプロ認定試験は、かなり合格率が低く、現状一回の開催で最大20%です。

そこに来るプロ認定を目指す人々は、昔からラジコンを何十年も飛ばしていた人や、毎日ドローンの飛行訓練を行っている人々です。

 

しかし逆に言えば、今からこのハードな試験を目指していれば、来るドローン時代に有利になることは間違いありません。