前回に引き続き、Mavicの最新レビューです。
④カメラ性能編
さあ気になるカメラ機能。
この見た目とは言え、4K撮影が可能です。
今回はスチール写真にポイントを絞ってみました。
歴代のPhantomシリーズにはなかった画面上のワンタップで焦点位置を選択する機能が付いているあたり、雄大な空撮映像を撮るというより、人間を近くで撮ることに秀でた作りになっています。
ちなみに、カメラカバーを着けて飛ぶこともできますので、参考画像にカバーなしとありバージョンの撮影をしました。
〈カバーあり〉
〈カバーなし〉
手前の観葉植物にピントを合わせました。
カバーが球面のため、どうしても光の反射が映り込みます。
とはいえ、十分な画質。
一つ心配なのが、カメラのジンバルが凄くプラプラしていること。
ほら、すごい揺れる。
これ、カバー外して森の中とか飛ばすと、小枝が当たるだけで一発おじゃんの可能性も・・・
カバーは必須かもしれません。
⑤おまけ IMUキャリブレーション編
最後に具体的なIMUキャリブレーションのやり方です。
実は機能を弄っていくうちに一度IMUキャリブレーションをやってみようということになり実施。
ドローンを飛ばしている方はご存知かと思いますが、IMUキャリブレーションというのは、例えば飛行中のドローンに何かを吊り下げて飛んだり、ドローン本体以外の重量がドローンにかかってしまった場合、ドローンはその力による機体の沈みをプロペラのモーター出力を変えて均等になるように調整します。
その慣性計測装置(IMU)を校正することですね。簡単に言えばジャイロの調整です。
MAVIC PROは他機種と違い、面白いIMUキャリブレーション方法です。
基本的にはアプリ上の指示に従って行うのですが、機体の向きを色々と変えなければなりません。
IMUキャリブレーション中は機体を動かしてはいけないと今までの機種で教えられてきたユーザーには少し驚きかもしれません。
こんな感じ。
はじめはやり方がわからなく、戸惑ってしまいました笑
⑥まとめ編
この新機種MAVIC PRO、実際に空撮のお仕事をやっている方というより、完全に趣味の範囲で空撮を楽しみたい方にはうってつけの機体だと思います。
現在日本に入ってきている台数はまだまだ少ないですが、数ヶ月もすると持っている方が増えてくるでしょう。
あの空撮のプロ請川博一さんも絶賛されていました。
またの機会に、実際に屋外で飛ばしてみた感想を書きたいと思います!